月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。
舟の上に生涯を浮べ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。
(「奥の細道」より)
姫の笑顔に誘われて、さすらう私も又旅人なり。
構図を定めて露出も決まり、シャッターを切ろうとすると
姫は突然ファインダーの中から消え失せる。
呆れ果て、シャッターから指を離した瞬間にくれる天使の笑顔。
真面目な瞳に動揺し、シャッター切るとピントがボケる。
姫の素敵な写真を撮る道はあまりに細く険しい。
悪戦苦闘の私の旅は、まだまだ続きそうである。